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ゴルフ(スコットランド語:Gowf,英語:Golf)は、コース(Course)においてクラブ(Club)といわれる道具で静止したボール(Ball)を打ち、ホール(Hole、カップとも)と呼ばれる穴にいかに少ない打数で入れられるかを競う球技の一種。
概説
静止したボールを打つため簡単そうに思えるが、対戦相手と打ち合う球技ではないため精神力が重要とされ、精神力7割技術力3割という人も多い。プロでさえ、プレッシャーのためたった30cmのパットをはずすことさえある。
基本的に個人で行う球技であるが、団体戦もある。個人戦の場合においても、競技者とコースを同伴するキャディがいる。キャディはクラブを持ち運びするだけではなく、競技者にアドバイスできる唯一の存在となる。名選手の陰に名キャディありとも言われる。
アマチュアにおいてもプロを目指すのでもない限り、中高年から始めることも可能で、比較的高齢となってもプレーを楽しめる。自分の年齢よりも低い打数で1ラウンドを終了した者は、「エイジ・シューター」と呼ばれ、ゴルファーの尊敬を集める。
ホールインワン(1打でカップに入れること)の達成者はゴルファーの羨望の的となる。ホールインワンを達成した場合には記念としてゴルフ場の記念植樹やパーティーなどを開く事が慣習になっているために、その出費に備えて、ホールインワン保険に加入する者もいる。
ルール
通常4人1組でコースを回る。最初のホールでの第一打の順序を決める方法はルールに無い。したがってくじ引きで順序を決定する事が多い。第一打後は、ホールから遠い競技者から順に打つ。
まず、ティーグラウンド(第一打の打ち出し地点)からティーショットを行う。ティーショットの打順は最初はくじ引きであるが、その後は前ホールの成績順に行う。ティーショットでは通常フェアウェイにボールが止まることを目標にする。ティーショットが届きそうなところには、フェアウェイバンカーや池といったハザードが設置されていたり、コースが左右に曲がっていたり(各々左ドッグレッグ、右ドッグレッグと言う)するので、安全に手前を狙うか、危険を冒して距離を狙うのかを選択する。このように選択を行うことがゴルフの醍醐味の一つであり、精神力が重要といわれる所以である。
次に、ホール(カップ)があるグリーンに届きそうであれば狙う。しかし、敢えてグリーンを直接狙わず近くまでショットし、次のショットでグリーンに載せる場合がある。これを刻むという。この理由は、グリーンの周りにはバンカーなどのハザードが設置されているため、ティーグラウンド方向だけが安全で他の方向は危険な作りになっているからである。グリーンの周りからグリーンを狙う打撃をアプローチショットと呼ぶ。グリーンが狙えない場合は、引き続きフェアウェイにボールが止まることを目標にショットを行う。この場合においても、例えば残り300ヤードの場合に250ヤード飛ぶ選手であっても敢えて200ヤードしか飛ばさない場合がよくある。これは、ハーフスイングで飛ばす距離を残すより、フルスイングできる距離を残したほうがよいという判断である。
グリーンではパターと呼ばれるクラブで、ボールを転がすパットと呼ばれる打撃を行う。平坦で傾斜のないグリーンは少なく、大抵は傾斜や複雑な凹凸がある場合が多い。これらグリーンの状況を読みきって、パットを行うことはゴルフの醍醐味の一つである。ショットの動作としては非常に簡単であるが、プレッシャーのためにプロでもよくミスを犯す。極端な場合、パット自体ができなくなる「イップス」と呼ばれる精神病の1種とも言える状態になる人もいる。
各ホールには、あらかじめ規定の打数が定められており、この打数と等しい打数でホールに入れることをパー(Par)という。以下、1打少ないことをバーディ(Birdie)、2打少ないことをイーグル(Eagle)、3打少ないことをアルバトロス(Albatross)又はダブルイーグル(Double eagle)という。また、一つのホールに1打で入れることを、ホールインワン(Hole in one)又はエース(Ace)と呼ぶ。逆に1打多い場合は、ボギー(Bogey)。以下、打数が増えるごとに、ダブルボギー(Double bogey)、トリプルボギー(Triple bogy)と呼ぶ。
バーディーは小鳥、イーグルは鷲、アルバトロスはアホウドリと、鳥の大きさの違いから名付けられた。
各ホール終了後、次のホールでの第一打は直前のホールで打数の少なかったプレイヤーから行う。同打数の場合はさらに一つ前のホールでの打順の早いほうになる。最初にティーショットを打つ者を「オナー」とも呼ぶ。
1ラウンド
通常は1日で18ホールをプレーし、これを1ラウンドと呼ぶ。正式名称では1番から9番ホールを「フロント・ナイン」(Front nine)、10番から18番ホールを「バック・ナイン」(Back nine)というが、一般的にはフロント・ナインを「アウト」(Out)、バック・ナインを「イン」(In)と呼ぶことが多い。
18ホールのゴルフコースのパーは、72に設定されるのが一般的である。(パー5)が4つ、(パー4)が10、(パー3)が4つというのが標準的である。なお、総距離の短いコースの場合などには、パー71や70とされることもある。パー72に対して72打数の場合、イーブンパー(Even Par)という。パーより少なく71打数ならば1アンダー(1 under)、70打数ならば2アンダー、以下同様になる。逆に73打数ならば1オーバー(1 over)となり以上も同様になる。
アマチュアの場合男女が共にプレーできるよう、第一打の打ち出し地点(ティーグラウンド)にハンディをつける場合が多い。また、1日で1.5ラウンド(27ホール)や2ラウンド(36ホール)のプレーをすることも珍しいことではない。
ルールとマナー
イングランド起源のサッカーやラグビーと同様に基本的なルールは簡単である。ゴルフのルールは簡単に言うと、「あるがままに打つ」である。現代のプロトーナメントにおいては競技委員がいるが、審判のいないスポーツである。ルール上はボールの交換のように他の競技者の確認が必要な場合もあるが、「紳士のスポーツ」と呼ばれルールはもちろんのことマナーを守ることが非常に重視されている。「足の3番」「手の5番」と言って足や手でボールを動かすことは、もちろんルール違反であるがゴルフを冒涜しているという人もいる程である。
ルールは主に救済とペナルティがある。主な救済としてはOBの場合は1打付加して打ち直し。ウォーターハザードの場合は1打付加してホールに近寄らないようにドロップして打つ。動かせない障害物の場合はニアレストポイントでドロップして打つ。主なペナルティとしては自分自身や自分の道具、自分のキャディに打球が当たった場合は2罰打。2度打ちになった場合は1罰打(結果的に2回分数えることになる)。ペナルティはごく軽いもの以外は2罰打か失格になっている。
基本的には自然のものはショットの障害となっても動かしたり壊したりしてはならない。人工のものは「動かせない障害物」と「動かせる障害物」に分かれる。「動かせない障害物」はルールに従って救済が受けられる。「動かせる障害物」は動かしたり取り除いてもよい。枯葉等の些細な障害物は「ルースインペディメント」と呼び、ハザード以外では取り除いてもよい。
マナーとしてはグリーン上では、グリーンを傷つけずに歩く、グリーンのボールマークを直すがある。バンカーではショット後に均す。他の競技者のショットの際は静かにする等がある。アマチュアで特に重要なのは、遅れずにプレーする、前の組に遅れずについていくことが挙げられる。























