こういところは、大前さんは天才だな、と思うおすすめ度
★★★★★
日本に欠けているのは、間違いなく教育制度です。それは、家庭においても企業においても、国家においても。あらゆる組織の原点は、教育にあります。
アメリカ合衆国の実験国家の性格を一身に集めたような、人種が入り混じっているゴルフの天才タイガーウッズ。お父上は、アメリカ合衆国陸軍の特殊部隊、俗に言うグリーンベレーのエリート軍人だったとか。そのなんとなく、『巨人の星』を思わせる父と子のゴルフ英才教育の過程、その父親アールウッズの教育哲学を書いた本です。読んでいると、コミュニティ形成(家族愛も含む)が実験であるということを、よく理解しているなぁ、と感心する。よくもまぁ、こんな素晴らしい人生が送れるものだ。拍手したい。いまだに変なスキャンダルも無いしね。タイガーウッズという人格は、凄いと思う。一番印象に残っているのは、最高のプレーを維持し続けるには、日常から淡々と自分を自己規制、自己規律できる生活態度にあるんだな、という場面。そしてそれは、たぶん幼少期の生活習慣からしか、身につくまい。
大前研一さんが訳されたようですが、僕は常々、大前研一さんの議論は、究極のところ、教育に向かわざるを得ないのではないか、と考えていたので、さすが目の付け所がいいなぁと感心した。日本や世界を良くしたいと考え、真に構造を変革したいのであれば、それしかないでしょう。人々の動機調達と教育に関する法規制の制度化。ただ、その時基本となるのは、やはり家族だと思う。家族が崩壊してバラバラになっていくのは、もともと家族が幻想であったことを考えれば不可避だが、ありうべき親密圏の樹立とそこにおける正しい教育(ヤナ表現だな)こそが、原点になるんだと思う。
それにしても、いいお父さんだよなぁ。羨ましすぎる。『巨人の星』と違いお父さん自身の人生も十分に、豊かで素晴らしいものだし。こういうプラスの連鎖が広がれば、子供の虐待とかは起きないんだと思うなぁ。
概要
タイガー・ウッズ。彼のゴルフ・ショットの技術と試合で見せるメンタル・タフネス(プレッシャーに負けない精神力)、自信、高潔さ、立ち居振る舞いは、世界中の人々から愛され、現代におけるスターの新たなモデルと言ってよい。 どうしたらタイガーのような人物が育つのだろうか? 史上最強のゴルファーと評されるタイガーを育てたのは、父のアール・ウッズである。本書は教育者、大学野球の花形プレイヤー、米陸軍特殊部隊の経歴を持つアールが体現した0歳から21歳までの子育ての軌跡である。前書きの中で、タイガー・ウッズ自身も「ゴルフを〃人生の教科書〃として使って欲しい」と語っているが、ゴルフを通してより良い人生をつかむためのヒントが数多く記されている。子供にどんな態度で接し、どんな教育をほどこし、どんな訓練をするとタイガーのような子供が育つのか、世の親は本書によって垣間見ることができる。また、いつ、どうやって、ゴルフや他のスポーツを子供に教えるか、オープンな父子関係の作り方や競技に臨む正しい態度なども参考になるだろう。日本版特別解説として、「タイガー・ウッズ現象」の読み方とゴルフについての技術的な解説も添えた。
内容(「BOOK」データベースより)
本書に綴られているのは、教育者、大学野球の花形プレーヤー、グリーンベレー(米国陸軍特殊部隊)の経歴を持つアールが体現した0歳から21歳までの子育ての軌跡である。本書にはゴルフを通してより良い人生をつかむためのヒントが数多く記されている。子供たちにとってゴルフの練習がおもしろくて仕方がない、と夢中になってしまうようなゲームや、親子の楽しい競い合いなどが、本書にはいくつも紹介されており、ショットの技術の上達だけでなく、正しい姿勢、バランス、セットアップ、グリップなどについても楽しく学べるような構成になっている。父親アールが初めて明かしたタイガー・ウッズ父子の教育の軌跡とゴルフ習得の秘密を日米同時発売でお届けする。
内容(「MARC」データベースより)
弱冠21歳でゴルフ界に一大旋風を巻きおこしたヒーロー、タイガー・ウッズ。卓越したゴルフの技術、誰からも愛される性格、どうしたらタイガーのような人物が育つのか。父・アールが初めて明かす子育ての軌跡。
出版社からのコメント
マスターズ最年少V&最小スコアVを成しとげた、天才ゴルファー“タイガー・ウッズ”。「ゴルフの才能を伸ばすより立派な人間に育てる!」ことを目標に、子どものやる気を引き出し親子の絆を深めていった指導・教育法を父・アールが語る。本邦初訳。