ゴルフは知らないが本は面白いおすすめ度
★★★★★
ゴルフには審判がいない。
ルールを守るか否かは本人に掛かっている。
さらに、たちの悪いことにボールは思ったとおりに飛んでくれない。
たとえ相手がどんなに有名人であろうと、権力者であろうと実力どおりの飛び方しかしてくれない。
”ゴルフ”は手加減をしてくれないのだ。
そこで、ちょっとボールの位置をずらしても・・・とか、スライスするボールに悪態をついたりとか、したくなっちゃうのが人間の性。
審判がいないし。
その為、ゴルフ場でどれだけ紳士的に振舞えるかでその人の人間性が試される。
普段思いのままに権力を振るえる人となると、なおさらそのゴルフへの態度が注目される。
特に世界で最大・最強の権力を持つアメリカ大統領ともなれば。
と、言うのがこの本の趣旨。
私はゴルフをしたことがないので、ゴルフ自体にはなーんの興味を持ってません。むしろゴルフ中継を見て何が楽しいの?と思っている口。
でもこの本は面白いです。
マリガン(打直し。スコアには入れない。)を頻繁に行ったクリントン。
室内でまでゴルフシューズを履きホワイトハウスの床をボコボコにしたアイゼンハワー。
観客にボールを当てまくったフォード、等々。
面白いのは大統領の補佐官達は必死に大統領がゴルフをすることを控えさせようとすることだ。
大統領の権威を著しく気付けるから、との理由で。
それでも大統領たちは黙々とラウンドを回る。
著者に言わせると、普段思いのままにしている人が「ノー」と言われると楽しいから、だそうだが・・・そんなに面白いのかね?
概要
クリントンはスコアをごまかし、ブッシュJr.は超攻撃的。「一番ふさわしい大統領を選びたかったら、候補者をみんなゴルフコースに連れて行け!」歴代アメリカ大統領の“素顔”を暴く痛快ノンフィクション。
内容(「MARC」データベースより)
クリントンはスコアをごまかし、ブッシュJr.は超攻撃的…。一番ふさわしい大統領を選びたかったら、候補者をみんなゴルフコースに連れて行け! 歴代アメリカ大統領の「素顔」を暴く痛快ノンフィクション。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ナッタ,Jr.,ドン・ヴァン
ニューヨークタイムズ紙調査記者。1965年生まれ。マイアミヘルラルド紙で8年間記者をしたあと、95年から現職。クリントン大統領の弾劾問題や 2000年の大統領選挙問題、直近ではテロとアルカイダネットワークなど、幅広いジャンルで活躍する。ヘラルド時代に1回、タイムズ時代に2回、チームの一員としてピューリッツァー賞を受賞している。同じニューヨークタイムズ紙記者である妻リゼッタ・アルバレズと二人の娘、イザベルとソフィアと共にロンドンに暮らしている
春 具
1948年東京生まれ。国際基督教大学大学院、ニューヨーク大学ロースクール卒。行政学修士、法学修士。1978年より国際連合事務局(ニューヨーク、ジュネーブ)勤務。2000年より化学兵器禁止機関事務局(ハーグ)にて訓練人材開発部長。メールマガジンJMMに「オランダ・ハーグより」コラムを連載中。妻、一人娘とともにオランダ在住
吉田 晋治
1972年広島県生まれ。東京大学理科一類中退。1998年から翻訳学校のフェロー・アカデミーに通うかたわら、株式会社オーパス・ワンの翻訳スタッフの一員として実務用書籍の翻訳に携わる。現在はフリーの翻訳業で、実務系の翻訳を中心に一般書も手がけながら、2002年からはフェロー・アカデミーで講師も務めている