藍ちゃんの真っ直ぐな瞳と受け答えの原点がこの本から解ります。「夢を持つこと」「誇りを持つこと」「努力すること」の大切さを教えてきた父親の情熱、それを支えた豊子夫人等の愛情を考えるとぐっときます。
子育て中の親として純粋に感動しました。おすすめ度
★★★★★
今、話題の女子高生プロ、宮里藍さんの父親、優さんの子育て論です。同じくプロゴルファーである兄の聖志さん、優作さんも爽やかで、礼儀正しいイメージがあり、この3兄弟をどのように育てたのか、子育て中の親として関心がありました。
宮里さんの教育は、今までのプロゴルファーの父親に見られるようなゴルフ一辺倒ではありません。「何事も最後は人格の勝負」というように、挨拶やマナー、努力の大切さ、夢を持つこと−−など人が生きていく上で大切なものを、ゴルフを通じて子供たちに教えています。
例えば、優作さんが学校で問題を起こした時、校長室で息子と二人、土下座して謝った話とか、藍さんが小学校の頃、イジメに遭っていると告白した手紙に、「私は藍が大好きだ。そのままの君でいい」とすぐさま手紙を書いた話など、真摯に子供たちと向き合っています。子育てを母親任せにする父親が多い中で、決して子供の前から逃げずに、一緒に問題に立ち向かう、そんな姿勢に感動しました。
宮里さん自身、決して裕福な家に生まれたわけでもなく、村長選に敗退しドン底の状態の時に、好きなゴルフのレッスンプロを目指し、43歳で資格を取ったそうです。そんな父親のまっすぐな生き方を目の当たりにして、兄弟たちはゴルフを愛し、夢を追い続けるのだと思いました。
沖縄の真っ青な空と海に囲まれて、ゴルフと生きる素敵な家族の物語に久しぶりに清々しい思いがしました。
概要
「私はゴルフ馬鹿を育てる気はなかった。ゴルフは究極的には人格の勝負。自分をコントロールできない人間が、いいゴルファーになれるわけがない」―。幾多の苦難を乗り越えて「夢、誇り、努力」の大切さを教え続けた父親の感動の教育論。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮里 優
ゴルフ・ティーチングプロ。1946年沖縄県生まれ。県職員、東村教育委員会などに勤務。29歳でゴルフを始め、持ち前の負けん気で猛特訓の日々を送る。 43歳で、ティーチングプロとなり、名護市の大北ゴルフ練習場で指導にあたる。長男・聖志氏、次男・優作氏は、共に日本を代表するプロゴルファー。長女・藍さんは、史上最年少の女子高生プロゴルファーになった